プラットフォームが国家を超えるとき ヴィリ・レードンヴィルタ 濱浦奈緒子 みすず書房デジタルノコウテイタチ ヴィリレードンヴィルタ ハマウラナオコ
発行年月:2024年08月20日
予約締切日:2024年08月19日
ページ数:376p
サイズ:単行本
ISBN:9784622097235 レードンヴィルタ,ヴィリ(Lehdonvirta,Vili) 経済社会学者。
オックスフォード大学教授。
ソフトウェア開発者を経てトゥルク大学で博士号を取得。
早稲田大学、東京大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、一橋大学などで調査・研究・教育に従事し、現職。
デジタル経済を中心に研究し、デジタル労働市場の分析でとくに高い評価を受けるほか、欧州委員会の専門家グループでも活動した。
2024年よりアールト大学教授も兼任 濱浦奈緒子(ハマウラナオコ) 翻訳家。
神戸大学国際文化学部卒業、英サセックス大学大学院開発学研究所修士課程修了(ジェンダーと開発学)。
開発コンサルタント企業等で国際協力プロジェクトに従事したのち、翻訳家に転身。
出版物のほかに、SDGsやサステナビリティ関連の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 経済的制度(互恵主義ーサイバースペースの黄金律/評判から規制へー巨人の誕生/プライバシーのジレンマー仮面舞踏会で秩序を維持する/距離の死、境界の復活ーサイバースペースの労働市場/中央計画自由市場ーソ連2・0のプログラミング?)/第2部 政治的制度(ネットワーク効果ーデジタル革命家からエブリシング皇帝へ/クリプトクラシーー政治を技術に置き換える探究/集合行為1ーインターネット労働者は団結する?/集合行為2ーデジタル中流階級の興隆)/第3部 社会的制度(デジタルセーフティーネットープラットフォーム経済の社会保障と教育/結論) “画面越しで虚空に向かって初めてメッセージを送り、短い小休止のあとに、見ず知らずの人から返事を受けたときは、わくわくした。
黒いガラスにただ単色の文字が見えただけだったが…”テクノロジーと自由を誰よりも愛したサイバーリバタリアンのジョン・バーロウ、人々の信頼を裏切る中央当局を排除するため仮想通貨Bitcoinを世に放ったサトシ・ナカモト、完全な市場のはずが「ソ連2.0」へ傾くUberの創設者トラビス・カラニックとギャレット・キャンプ、宇宙にまで手をのばすAmazonの皇帝ジェフ・ベゾス…。
これらデジタルプラットフォーム君主たちの野望や、栄光と蹉跌の経済学的メカニズム、そして彼らに抗った人々を、生い立ち・思想・行動の面から、ストーリーとデータで描く。
デジタルテクノロジーを駆使する彼らが直面する、中世ヨーロッパやソ連の人々と共通の課題とは?自由のためのプロジェクトが不自由をもたらすのはなぜか、君主への反乱の成否は何が決めるのか、デジタル帝国が強大な力を握ることの問題は何か…。
サイバーリバタリアンの理想が生んだ「雲の上の帝国」と、地上の国家の比較から、私たちがコントロールを取り戻す道筋を引きだす希望の書。
プラットフォームも、国家も、重要なのは「制度」だ! 本 パソコン・システム開発 その他
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